空から見た アルダブラ環礁

登録名
アルダブラ環礁
登録区分
自然遺産
登録年
1982
概要

アルダブラ環礁はサンゴ礁が隆起して出来たインド洋に浮かぶセーシェルの環礁で、人の手がほとんど入っていない状況の中、アルダブラゾウガメをはじめとする独特の動物相・植物相が保たれている地域である。ゾウガメの生息地としては世界最大級で、15万2000頭が生息している。ゾウガメのほかにもアオウミガメ、タイマイなどが生息し、また多くの鳥類も観測される。

アルダブラ環礁は南緯9度24分、東経46度22分に位置し、セーシェルのthe Outer Islandsのうちのアルダブラ群島に含まれている。環礁はマダガスカルの北端からは約430km北西で、セーシェルの中心島マエからは南西1150kmのところにある。また、コモロはアルダブラの南西約350kmにあたる。アルダブラ環礁は、デロッシュ島 、ファーカー諸島 などとともに、1965年からセーシェルが独立する1976年まで、イギリス領インド洋地域に属していた。
アルダブラ環礁には1511年にポルトガルの船乗りがヨーロッパ人としての上陸を果たしたが、すでにアラブ人たちには知られており、「アルダブラ」の名も彼らによってつけられたものである。18世紀にはフランス領レユニオンの保護下にあり、ゾウガメを捕獲するための探検隊はレユニオンを起点としていた。1810年には、モーリシャス、レユニオン、セーシェルなどとともにイギリス領となった。
West islandの南西の端にあった遺棄されていた施設「ピカール」(Picard) は、現在では自然保護スタッフの駐在所となっており、定住者は彼ら以外にいない。現在のアルダブラ環礁はセーシェル島基金 (the Seychelles Island Foundation) によって管理されている。
アルダブラ環礁は、キリスィマスィ島に次いで面積世界第二位である。長さ34km、幅14.5km、海面からの標高は8m、陸上の面積155.4km2、ラグーンは224 km2になり、干潮時と満潮時の間にはその約3分の2が乾いている。

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  (出典:Wikipedia)

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